金と銀が過去最高値を更新した。地政学的緊張の高まりとドル安を追い風に、貴金属の歴史的な上昇局面が続いている。プラチナも最高値となった。

金の現物価格は一時1.2%上昇して1オンス=4530ドルを上回り、最高値を塗り替えた。

ベネズエラ情勢の緊迫化が、安全資産としての金の魅力を高めている。米国が原油タンカーを封鎖し、マドゥロ政権への圧力を強めた。

一方、トランプ米大統領はナイジェリアで過激派組織「イスラム国」系勢力への軍事攻撃を実施したと発表。現地のキリスト教徒が迫害されていると主張している。

ドルの強さを示す指標ブルームバーグ・ドル・スポット指数は週間で0.7%下落し、6月以来の大幅な下げ。ドル安は一般に金や銀の価格を下支えする。

 

銀価格は、一時5%上げ、1オンス=75ドルを突破。5営業日続伸となっている。10月に起きた歴史的なショートスクイーズ(踏み上げ)後、主要取引拠点で供給の混乱が続き、投機資金の流入が最近の上昇を下支えしている。

金は、相場が過熱していると受け止められた10月に前回の高値1オンス=4381ドルから下落した後、素早く回復したことでその底堅さが示された。足元の急伸を主導しているのは上場投資信託(ETF)による大量購入で、世界最大の貴金属ETFであるステート・ストリートの「SPDRゴールド・トラスト」の保有量は、今年に入り2割超増加した。

金はロンドン時間26日午後12時15分(日本時間午後9時15分)時点で0.7%高の4510.84ドル。銀は3.5%高の74.39ドルとなっている。

プラチナは5.4%上昇して2377.75ドル、パラジウムは6%高。

 

原題:Gold and Silver Smash Records Again as Rally Gathers Momentum(抜粋)

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