イスラエルのカッツ国防相が、パレスチナ自治区ガザからイスラエルが「完全撤退することは決してない」と再び述べたと、現地メディアが報じました。

イスラエルメディアによりますと、25日、カッツ国防相は「イスラエルがガザから完全撤退することは決してないだろう」と述べました。

そのうえで、イスラエルとイスラム組織ハマスが合意した和平計画の第2段階に移行した後も、「ガザ内には治安が守られるエリアが残ることになる」として、イスラエル軍が駐留を続ける可能性を示唆しました。

和平計画ではイスラエル軍のガザからの完全撤退などが盛り込まれていますが、発言はこれに矛盾する内容で、ハマス側は強く反発するものとみられます。

カッツ氏は23日にも同様の発言をしていて、今後、和平計画が着実に履行されるか不透明な情勢です。