12日の債券相場は下落が予想される。超長期債の地合いが良いとは言えないとの声が出ており、前日に上げた反動で売りが先行しそうだ。

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、前日行われた20年利付国債入札は強い結果だったが、その強さが他の超長期債には波及しておらず、地合いの好転には至っていないと語る。

佐野氏の新発10年国債利回りの予想レンジは1.92-1.935%(11日は1.925%で終了)、先物中心限月3月物は133円45銭-133円67銭(同133円59銭)。財務省は夕方、国債市場特別参加者(プライマリーディーラー、PD)会合を開く。佐野氏はPD会合では何もニュースは出ないだろうとみている。

先物夜間取引で3月物は11日の日中取引終値比3銭安の133円56銭で終了した。11日の米10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.16%程度で引けた。

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