長期金利の上昇が続いていることについて、日本銀行の植田総裁は「やや早いスピードで上昇している」との見方を示しました。
債券市場では、長期金利の代表的な指標である10年物の国債の利回りがきのうに一時、1.97%をつけるなど上昇が続いています。
こうした動きについて日銀の植田総裁はきょう、衆議院の予算委員会に出席し、次のようにのべました。
日本銀行 植田和男 総裁
「先行きの経済物価情勢や金融政策、財政政策に対する市場の見方等を反映して、ある程度変動するものであると認識しています。最近の長期金利はやや早いスピードで上昇しています」
このように述べたうえで「長期金利が急激に上昇する例外的な状況においては、機動的に国債の買い入れの増額などを実施する」と強調しました。
長期金利が上昇している背景に補正予算が影響しているか問われた際には「ご指摘の点も含めて、市場参加者から様々な要因が指摘されていることは承知している」と述べるにとどめ、具体的なコメントは控えました。
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