高市総理は9日、衆議院・予算委員会に出席し、臨時国会の焦点となっている企業・団体献金の規制を強化する法案と衆院議員の定数を削減する法案の審議の順番について、「口出ししない」と明言しました。

衆議院の政治改革特別委員会では企業・団体献金の扱いをめぐる3つの法案について審議が行われています。

一方、与党は臨時国会の会期末が12月17日に迫る中、日本維新の会が連立の条件としていた衆議院の議員定数削減に向けた法案の審議を特別委員会で早急に行いたい考えです。

こうした中、高市総理は9日、法案の審議の順番について、国会が決めることであり、自身が口出しすることはないとの考えを示しました。

立憲民主党 後藤祐一 衆院議員
「国会のルールっていうのは、先入れ先出し、つまり先に審議にかかったものを先に処理して、それが終わったら次の法案と、これが大原則なんですよ。企業団体献金の法案を処理をして、それが終わったら、議員定数の法案ということでよろしいですね。自民党の総理総裁として口出しはしないということでよろしいですね。何でそこでメモが入るんですか。どんなメモを政府側がつくったんですか!」

高市総理
「取扱いについては、国会において決められるものだと思っております」

立憲民主党 後藤祐一 衆院議員
「もう一度確認します。口出ししないってことでよろしいですね国会でですね」

高市総理
「内閣総理大臣、口出しをいたしません」

立憲民主党 後藤祐一 衆院議員
「自民党総裁としては口出しするってことですか」

高市総理
「自民党総裁としても、別に議案の順番については口出しをいたしません。国会でお決めいただくことだと考えております」