アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、記事を無断で使用し、著作権を侵害したとして、生成AIの検索サービスを行う企業を提訴しました。

「ニューヨーク・タイムズ」は5日、生成AIによる検索サービスを提供するスタートアップ企業「パープレキシティ」が無断で記事を使用し、著作権を侵害したとして、損害賠償を求めてニューヨーク州の連邦裁判所に提訴しました。

訴状によりますと、ニューヨーク・タイムズはパープレキシティ社に対し、記事の利用をやめるよう複数回抗議したものの、1年半にわたって無断使用を続けていたということです。

また、AIがねつ造した情報がニューヨーク・タイムズによる情報であるように扱われたとして「ブランドイメージを傷つけられた」と訴えています。

パープレキシティ社をめぐっては、アメリカの報道機関からの提訴が相次いでいるほか、日本でも読売新聞社や日本経済新聞社などが同様の訴訟を起こしています。