高市総理の国会答弁をめぐり日中の対立が国連の場にも広がっているなか、中国の国連大使が再び日本を批判する書簡を事務総長に送付したと明らかにしました。
中国の傅聡国連大使は1日、高市総理の台湾有事をめぐる答弁についてグテーレス事務総長に再び書簡を送ったと明らかにしました。
新たに送付した書簡では、高市総理の発言について「戦後の国際秩序に挑戦するもので、国連憲章に深刻に違反する」と主張。日本側の反論について「論点を回避しながら根拠なく中国を批判し、責任転嫁しようとしている」と批判しました。
そのうえで、日本に対し「誤った発言を直ちに撤回すべきだ」と改めて強調しました。
高市総理の国会答弁をめぐっては中国側が先月、日本への不満を表明する書簡を事務総長に送付。これを受け、日本側は反論する書簡を同様に送付していて、日中の対立が国連の場にも広がっていました。
東南アジア豪雨の被災地 食料品などの窃盗や略奪が続発…治安の悪化懸念 警察がパトロール強化