衆議院の会派「改革の会」に所属する議員3人が自民党会派に加わる方針を固めたことが分かりました。きょうにも会派入りに向けた手続きを進める方針で、衆議院では与党が過半数に達することになります。国会記者会館から中継です。

去年の衆議院選挙で少数与党となって以降、国会では野党の協力がなければ、予算などを成立させられない状況が続いてきた与党にとって、3人の会派入りは安定した国会運営に向けて一歩前進したと言えそうです。

複数の関係者によりますと、衆議院の自民党会派に加わるのは、阿部弘樹議員、斉木武志議員、守島正議員の3人で、きょう午後、自民党の鈴木幹事長らと国会内で会談したあと、会派入りに向けた手続きを進める方針だということです。

3人が加わることで衆議院では与党が過半数に達する見通しとなり、党幹部からは「衆議院だけでも安定させることが出来る」と安堵する声があがっています。

一方、参議院では少数与党の状況が続くことや、衆議院でも過半数をわずかに上回ったにすぎず、党内では「まだ心許ない」という指摘も出ていて、引き続き丁寧な国会運営が求められそうです。