タイのSNSに掲載された『日本14日間で30万円』の文字。日本の風俗で働くことを促す求人広告です。タイ国籍の当時12歳の少女が都内のマッサージ店で違法に働かされていた事件。私たちは女性たちを斡旋しているとみられるブローカーに接触。人身取引の現場に迫りました。

タイの12歳少女が人身取引被害者に なぜ日本で違法労働を?

人身取引の被害女性
「目的地に向かう途中、ブローカーから『性労働をしてもらえませんか?』というメッセージが届いたんです」

タイで起こる、人身取引。

現地のブローカー
「あなたが働きやすい店でいいよ。店によって違うから。東京には“隠れマッサージ”専門のお店があります」

タイから東京に、女性たちを斡旋しているとみられるブローカーの存在も。12歳の少女が人身取引の被害者となった背景に迫ります。

東京・文京区のマッサージ店経営・細野正之容疑者(51)。11月4日、風俗店の営業が禁止されている地域で、タイ国籍の30代の女性従業員に、性的なサービスをさせた疑いがもたれています。

タイ国籍の当時12歳の少女は、この個室マッサージ店で性的なサービスをさせられ、ひと月余りで61人を接客したとみられています。

少女はなぜ、違法に働かされてしまうことになったのでしょうか?