南アフリカのヨハネスブルクで開かれていたG20=主要20か国・地域の首脳会議が23日、アメリカ不在のまま閉幕しました。
G20サミットは2日間の日程で気候変動や災害対策などについて協議し、地球規模の課題に多国間で協力していくことの重要性を確認しました。
議長国の南アフリカは出席を拒否したアメリカ抜きで首脳宣言を採択しましたが、これに対しトランプ政権が反発を強めているほか、アルゼンチンも不支持を表明するなど足並みの乱れがあらわになりました。
また来年の議長国を務めるアメリカは引き継ぎ式に担当者を出席させるとしていましたが、南アフリカはこれを受け入れず、引き継ぎ式のない異例の幕引きとなりました。
COP30が合意文書を採択 「化石燃料からの脱却」は盛り込まれず 80か国以上が賛同も産油国などが反対