(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のエルダーソン理事は、欧州経済が直面するリスクの一部は緩和されたとの見方を示した。そのうえで、先行きは依然として不透明だと述べた。
同氏は7日、フランクフルトで開かれたイベントで「今年見られた下振れリスクの一部は緩和された」と述べ、「9月の会合以降、状況は大きく変わっていないと評価しているが、一部はわずかに改善した」と続けた。
ECBは先週、3会合連続で政策金利を据え置いた。インフレが抑制され、経済が拡大を続けていることから、今後数カ月は大きな政策変更は見込まれていない。ただし当局者らは、状況は急速に変化し得ると強調している。
エルダーソン氏は「当然ながら、ボラティリティーや不確実性は大きい」と指摘。「時として状況が極めて急速に変化することはあり得る」とも述べた。
原題:ECB’s Elderson Says Some Downside Growth Risks Have Eased
(抜粋)
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