(ブルームバーグ):中国の玩具メーカー、泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ)の株価が7日の香港市場で下落した。ライブ配信中の出来事を受け、同社製品の価格設定に疑問が生じたことが背景だ。
人気キャラクター「ラブブ」を手がける同社株は一時5%超下落。約2週間ぶりの大幅安となり、5月以来の安値水準に沈んだ。
中国メディアの封面新聞によると、6日のライブ配信中にポップマートの社員が自社製品「ブラインドボックス」を手に取り、価格が割高だと示唆する発言をしたという。
ポップマートの広報担当者はブルームバーグ・ニュースに対し「状況を調査している」と語った。
ポップマート株はここ数カ月軟調に推移し、8月下旬の高値から約38%下落している。利益確定売りや、同社製品への過熱した需要が持続しないとの懸念が背景だ。
北京を拠点とする同社は、歯をむき出しにした笑顔が特徴の小さな怪獣フィギュア「ラブブ」などが世界的ブームとなり、過去1年で最も注目される中国消費関連株に浮上した。
原題:Pop Mart Shares Fall After Live-Streaming Incident About Pricing(抜粋)
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