ヘッジファンド運営会社シタデルの創業者で、資産家のケネス・グリフィン氏は、ニューヨーク市長選でのゾーラン・マムダニ氏の勝利から1日もたたないタイミングで、次期市長が選挙戦での主張を軌道修正するよう望むと語った。

グリフィン氏は5日、マイアミで開かれたアメリカ・ビジネス・フォーラムで、「マムダニ氏が市政運営で採用する政策が、市長選で勝利するために用いた主張とは異なるよう祈る。ニューヨークの人々はもっと良い政治に値する」と発言した。

マムダニ氏は、4日に投開票が行われたニューヨーク市長選で勝利し、民主社会主義者が米最大都市の市政を担うことになる。グリフィン氏が最高経営責任者(CEO)を務めるシタデルは、ニューヨークなど世界各地に拠点を構える。

「マムダニ氏がリーダーシップについて考える際、正しい手本を念頭に置くことを願う。素晴らしいフロリダ州、ここマイアミに倣うべき点は多い」とグリフィン氏は述べた。

ヘッジファンド運営会社とマーケットメーク(値付け業務)会社の本社をシカゴからマイアミに移転すると同氏は2022年に発表。今回のフォーラムではシカゴを「失敗した都市」と呼び、教育と公共の安全、地域社会に重点を置くマイアミを称賛した。

ケネス・グリフィン氏は、次期NY市長が選挙戦での主張を軌道修正するよう望むと語った

原題:Ken Griffin Tells NYC’s Mamdani to Veer From His Talking Points(抜粋)

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