(ブルームバーグ):アジア時間27日午前の取引で、米株価指数先物と原油先物相場、豪ドルおよびニュージーランド・ドルの対米ドル相場が上昇した。トランプ米大統領がアジア諸国歴訪を開始する中で、マレーシアでの閣僚級協議を終えた米中の交渉担当者が、包括的貿易合意に近づきつつあると発言した。
S&P500種株価指数先物は一時0.7%高となった。先週末の米株市場では、S&P500種とナスダック100指数がいずれも終値で最高値を更新していた。
ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海ブレント先物12月限は1バレル=66ドルを上回り、一時0.8%高の66.44ドルを付けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)12月限は一時1%上げ、 62ドル台に乗せた。
銅先物相場が値上がりする一方、米国債先物と豪州の国債相場は下落し、スポット金相場も0.9%下げた。
米中の交渉担当者らは、対立してきた一連の問題で妥協点に近づいていると述べ、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が首脳会談で最終的に合意をとりまとめる準備が整ったと示唆した。
原題:US Stock Futures, Oil Rise as China Deal in Focus: Markets Wrap、Oil Rises After Best Week Since June on US-China Trade Optimism(抜粋)
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