高市早苗新総理の誕生は中国でも速報で伝えられました。

中国国営の新華社通信は、高市氏が「第104代の首相に選出された」と速報。「日本初の女性首相だ」と伝えています。

中国のSNS「ウェイボ」では関連ニュースが検索ランキングで一時、1位になるなど注目されています。

中国SNSへの投稿
「中日の平和を願います」
「誰が首相になっても同じだ。靖国神社に参拝し、アメリカの言いなりでしょう」
「極右の人が来た」

なかには総理が頻繁に交代する日本の政治状況を皮肉った投稿も…。

中国SNSへの投稿
「数か月経って辞めたら笑いものだね」

街の人は…。
北京市民
「日本は女性の権利が国際的にみて理想的ではありません。女性の首相が誕生したことで変化が期待でき、アジアの模範となる可能性があります」
「選挙前は強硬なイメージを打ち出すことも多いのですが、実際に政権を握れば現実的な二国間関係を考慮せざるを得ません。あまり無茶はできないでしょう」

一方、中国共産党系の国際紙「環球時報」は20日、中国の学者の分析として、高市氏について「待っているのは平たんな道ではなく、内外の厳しい試練だ」とし「日本は新たな岐路に立たされている」との見方を紹介しました。

また、別の学者は、高市氏のこれまでの発言をめぐり「両国関係の安定と民意に悪影響を及ぼす要因になってきた」と指摘。「今後、日本の政界が保守的になるならば、中国と日本の関係に衝撃を与えることになる」と警戒感を示しています。