フランス・パリのルーブル美術館に強盗が侵入し、ナポレオンの宝飾品などが盗まれました。
記者
「犯人はあちらにあります工事用のはしごを使って、ルーブル美術館に侵入したとみられています」
フランス当局によりますと、19日午前9時半ごろ、ルーブル美術館の「アポロン・ギャラリー」に覆面をした男数人が窓を割って侵入し、宝飾品など数点を盗み出しました。
けが人は出ていないということですが、事件の影響でルーブル美術館は終日閉館になりました。
ギャラリーにはナポレオンとその妻が集めた宝石などが展示されていて、ネックレスやブローチなどが盗まれたということです。
フランスのヌニェス内相は盗まれた宝飾品について、「市場価格をはるかに超える、計り知れない歴史的価値を有している」としています。
日本人観光客
「今ここで知りました。調べたら窃盗があったって」
「びっくりですね。単純にびっくりしました」
「歴史的な瞬間だなと。ある意味」
フランス人観光客
「絶対に安全だと思っていた場所なのに、いまどき強盗が入るなんて怖いです。文化財を狙うなんて本当に酷いことです」
現地メディアによりますと、これまでに盗まれたとみられる王冠1点が美術館の近くに捨てられているのが見つかったということですが、犯人とその他の宝飾品は未だ見つかっておらず、警察が捜査を続けています。

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