国境地帯での軍事衝突が起きたタイとカンボジアの両政府は、停戦の遵守や外交関係の回復など10の項目を盛り込んだ和平協定に合意しました。
タイとカンボジアが領有権を争う国境地帯では、7月に発生した軍事衝突により双方で40人以上が死亡し、アメリカの仲介などで停戦にいたりましたが、その後も小競り合いが起きるなど緊張状態が続いています。
こうしたなか、タイとカンボジアの両外相は17日、マレーシアで国境問題を協議し、カンボジアのソコン外相は国営メディアの取材に▼停戦の厳格な遵守▼外交関係の回復▼地雷や重火器の撤去など10項目からなる和平協定に両国が合意したと明らかにしました。
今月26日からマレーシアで開かれるASEAN=東南アジア諸国連合の関連首脳会議に合わせ、和平協定の調印式が行われる予定で、アメリカのトランプ大統領も出席するとしています。

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