都が“クマハンター”育成強化へ

若手ハンターの育成が全国的に急務となる中、12日、東京では…

東京都猟友会・瀧嶋康廣 青梅地区長
「ひとりでも多く銃を所持して、若い力をぜひ協力していただいて」

東京都が主催する「初心者狩猟講習会」。集まったのは、大学生を含む20代から50代までの男女19人です。猟友会のハンターの動きを見学し、狩猟のノウハウを学びます。

複数のグループに分かれて山に入ると…

ハンター
「あ、来た、来た」

現場に緊張感が走ります。

猟友会のガイド 
「あ、シカ、シカ、シカ!こっちこっちこっち!」

猟犬に追いかけられたシカが近くに出没しましたが、カメラも間に合わないほどの速さで駆け抜けていきました。

参加者
「すごく大きかった…」

今回は、猟友会のハンターが3頭のシカを捕獲。

参加者
「間近で体験できたのはすごく大きかった」
「思ったよりもちょっと難しかった」

東京都は、ハンターの数を増やすとともに、人とクマが遭遇しない環境をつくることが重要だとしています。

東京都環境局・上中章雄 課長
「クマが隠れる場所をなくす、草刈りとか、誘引物の除去、カキやクリの伐採などは効果があると思っている。そういったことをしっかりやることで、(クマが)人里に下りてこない環境づくりができると思っている」

「クマとの共存」に向け、対策は待ったなしです。