9月の中国からアメリカへの輸出額が、前の年の同じ月と比べてマイナス27.0%と大幅に減少しました。

中国の税関総署が13日に発表した貿易統計によりますと、9月の中国からアメリカへの輸出額はアメリカドル換算でおよそ343億ドル=日本円でおよそ5兆2100億円で、前の年の同じ月と比べてマイナス27.0%と大幅に減少しました。減少幅は、8月のマイナス33.1%から縮小しています。

また、9月のアメリカからの輸入額はおよそ115億ドル=日本円でおよそ1兆7500億円で、前の年の同じ月と比べて16.1%減少しました。

一方、中国の9月の世界全体に対する輸出は3286億ドル=およそ49兆8800億円と去年の同じ月と比べて8.3%増加。

輸入は2381億ドル、およそ36兆1400億円と去年の同じ月と比べて7.4%の増加となりました。

中国は前の年の同じ月と比べて、最大の貿易相手国であるアメリカとの取引量が大きく減少しましたが、アフリカ向けの輸出が56.4%の大幅増になるなど、「グローバルサウス」と呼ばれる国々との取引を拡大することで、世界全体に対する貿易量は増加しています。