(ブルームバーグ):イスラエルとイスラム組織ハマスとの和平案の第1段階での合意を受け、パレスチナ自治区ガザでハマスに拘束されている生存中の人質20人が、13日午前に解放される見通しだ。
今月8日に和平案の合意を発表したトランプ米大統領は、2年にわたる抑圧から解放された人質らを出迎えるため、中東を訪問し、政権2期目の最大の外交成果を確固たるものにする構えだ。
この不安定な停戦は、トランプ氏の「ディール外交」能力にとって大きな試練であり、停戦が持続すれば、平和の仲介者として記憶されるという同氏の目標を後押しすることになろう。大統領のチームは、トランプ氏の個人的保証と米軍の監視が合意の履行を確実にすると考えている。
トランプ大統領は13日にイスラエルとエジプトを訪問し、和平合意を祝うとともに暴力で荒廃したガザについて次の構想を練る予定だ。
原題:Trump’s Fragile Mideast Peace Deal Faces Its Moment of Truth (2)(抜粋)
--取材協力:Josh Wingrove、Ros Krasny、Maria Paula Mijares Torres.
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