パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスに拘束された人質の生存者全員が、まもなく解放される見通しです。
イスラエル政府の報道官は12日、ガザ地区での戦闘終結に向けた和平計画の合意に基づき、ハマスが現地13日の朝に人質を解放する見通しだと明かしました。
ガザ地区には今も48人の人質がいますが、ハマスは、このうち生存しているおよそ20人を一斉に解放する見込みです。
ただ、遺体については居場所の特定に時間を要しているとの情報もあり、引き渡しが遅れるものとみられています。
こうしたなか、イスラエルのカッツ国防相は12日、人質の解放後、ハマスの地下トンネルを破壊する必要があると主張しました。そのうえで、トンネルの破壊はイスラエル軍などによって行われる必要があるとの認識を示し、軍に準備を進めるよう指示したと明らかにしました。
一方、ガザ地区では支援物資を求める人々の姿が見られ、イスラエル側は近日中に、1日あたりおよそ600台の支援トラックがガザに入る見通しだとしています。

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