アメリカ政府は、トランプ大統領が13日にイスラエルとエジプトを訪問すると発表しました。イスラム組織ハマスに拘束されている人質の家族に面会するほか、パレスチナ自治区ガザの和平に関する国際会議に出席するとしています。
アメリカ政府の発表によりますと、トランプ大統領は13日にイスラエルを訪問し、ハマスに拘束されている人質の家族に面会するほか、イスラエル議会で演説を行うということです。
トランプ大統領はイスラエルとハマスがガザ和平計画の「第1段階」で合意したこと受けて、人質全員が13日に解放されるとの見通しを示しています。
また、同じ日にエジプト東部のシャルムエルシェイクで開かれるガザ和平計画や、中東地域の安定をテーマにした国際会議にも出席。エジプト政府によりますと、会議はトランプ氏とエジプトのシシ大統領が共同議長を務め、20か国以上の首脳が参加する予定だということです。
トランプ大統領はホワイトハウスで14日に開かれる予定の、殺害された保守活動家、チャーリー・カーク氏に対する勲章の授与式典に出席する意向を表明していて、今回の両国訪問は現地で宿泊しない「0泊2日」のハードスケジュールとなっています。
自身が提案したガザ和平計画の成果を強くアピールするとともに、和平を着実に進めるための国際社会の協力を改めて確認する狙いがあるとみられます。

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