ブラジルのルラ大統領はアメリカのトランプ大統領と電話会談を行い、40%の追加関税を撤廃するよう求めました。

ブラジル大統領府は6日、ルラ大統領とトランプ大統領が電話会談したと発表しました。

6日午前、トランプ氏側から電話があり、およそ30分間に及んだ会談は終始、友好的な雰囲気だったということです。

ルラ氏はアメリカがブラジルに課した50%の関税のうち、40%の追加関税を撤廃するよう求め、トランプ氏はルビオ国務長官を関税交渉にあてると約束。

両者は近く対面での首脳会談を行うことで一致しました。

ルラ氏は今月下旬にマレーシアで開かれるASEAN=東南アジア諸国連合の会合や、来月、ブラジルのアマゾン地域で開かれる国連の気候変動対策会議「COP30」での首脳会談を提案したということです。

トランプ大統領は、クーデターを計画したとして有罪となったブラジルのボルソナロ前大統領を擁護してきたほか、ブラジルからの一部の輸入品目に50%の関税をかけるなどして、両国の関係は悪化していました。