(ブルームバーグ):アジア時間6日の原油先物相場は上昇。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは11月に小幅増産を行うことで合意した。市場で広がっていた大幅な増産への懸念が払拭された。
北海ブレント原油は1バレル=65ドル台を回復し、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は62ドル付近となった。OPECプラスは5日の会合で日量13万7000バレルの増産を支持した。増産規模は決定前に報じられていた一部の想定を大きく下回った。
原油は今年に入って下落しており、先週も約8%安となった。世界の供給が需要を上回るとの懸念が背景にある。国際エネルギー機関(IEA)は2026年に年間の供給過剰が過去最大になると予測。米大手金融機関の多くも需給の緩みに伴い今後数カ月の値下がりを見込んでいる。

シンガポール時間午前6時21分(日本時間同7時21分)時点でブレント12月限は前週末比0.9%高の65.12ドル。WTI11月限は0.9%高の61.41ドル。
原題:Oil Rises in Relief Rally as OPEC+ Agrees Modest Production Hike(抜粋)
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