パレスチナ自治区ガザの戦闘終結に向けた協議がきょう開かれるのを前に、イスラエルのネタニヤフ首相はイスラム組織ハマスに対して、「無条件に降伏し、武装解除しなければならない」などと求めました。
アメリカのトランプ大統領が示したガザでの戦闘終結に向けた和平計画をめぐり、エジプトではきょう、イスラエルとハマスの間接的な協議が行われる予定です。
ハマスは、拘束する人質の解放に同意する考えを示していますが、5日に声明を出し、「停戦やイスラエル軍の撤退などの仕組みに関する交渉を開始する」と述べ、具体的な議論に臨む考えを示しました。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は5日、フランスメディアのインタビュー取材に応じ、「ハマスは無条件に降伏し、武装解除しなければならない」などと述べました。
そのうえで、「部分的な受け入れではなく、全面的に受け入れなければならない」とも述べ、受け入れない場合は軍事的に圧力を強めることを示唆しました。
和平計画では、ハマスが武装解除し、今後、ガザの統治にも関わらないとしていますが、これまでのところハマスはこれらの要求に対する態度を明らかにしておらず、合意に至るかは依然不透明です。

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