(ブルームバーグ):石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは、11月にもう一段の小幅な増産を行うことで原則合意に近づいている。複数の参加国代表者が明らかにした。OPECプラスは、世界の石油市場でシェア回復を目指す取り組みを続けている。
代表者らが5日のオンライン会議前に語ったところによると、主要メンバー国は日量13万7000バレル分の供給再開の決定を承認する見通し。これは今月予定されている増産量と同じ規模となる。協議の非公開を理由に匿名を条件に語った。
原油相場は3日、約4カ月ぶりの安値近辺で推移した。市場が依然として供給過剰状態にある中で生産を回復させていくという、OPECプラスにとっての難しさを改めて浮き彫りにした。OPECプラスは、合計で日量約165万バレルの減産分の巻き戻しを続けている。
原題:OPEC+ Nears Accord for Modest November Production Hike(抜粋)
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