米ダラス連銀のローガン総裁は3日、連邦準備制度理事会(FRB)は最大雇用の目標よりも、インフレ目標への道のりの方が遠い状況だと指摘。利下げに関して慎重に行動するべきだとの考えを示した。

ダラス連銀のローガン総裁

ローガン氏はメキシコ市で開かれた会議で、「現時点では当局目標のうち、達成までの道のりが遠いのはインフレの方だ。2%に戻るには時間がかかると予想される」と発言。「もっとも、世界には多くの不確実性がある」と述べた。

米労働市場を精査する上で、自身は雇用者数よりも失業率に主眼を置いているとローガン氏は説明。失業率については、多くのエコノミストが長期的に安定すると見込む水準に近いと付け加えた。8月の米失業率は4.3%だった。連邦政府の閉鎖により、9月分のデータはこの日発表されなかった。

原題:Fed’s Logan Signals Inflation Is Top Issue, Urges Rate Caution(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.