中国共産党の対外交流を担う中央対外連絡部の新しい部長に、劉海星氏が就任したことがわかりました。前任の劉建超氏は更迭されたものとみられます。
これまで中央対外連絡部の部長は劉建超氏が務めてきましたが、アメリカのウォールストリート・ジャーナルは先月(8月)、劉建超氏が拘束され、当局の尋問を受けていると報じたほか、表舞台から姿を消していました。
交代の時期は不明ですが、中央対外連絡部のホームページがきょう付で更新され、新たに劉海星氏が部長として紹介されています。ホームページの歴代部長の欄からは劉建超氏の名前が消えており、更迭されたものとみられます。
新たに部長に就任した劉海星氏は外務省でヨーロッパ担当を長く務め、欧州局長、外務次官補などを歴任しています。
劉建超氏は次の外相候補と目されていたほか、日中友好議連の森山裕会長とも会談するなど日本の政治家との間でも強いパイプを築いてきました。そのため、部長交代による日中関係への影響を懸念する声も上がっています。

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