ウクライナの隣にある旧ソ連の構成国モルドバで、28日に議会選挙が行われます。EUへの加盟交渉を進めるなか、親欧米派の与党と親ロシア派の野党との間で激しい選挙戦が繰り広げられていて、結果が注目されています。
28日に議会選挙が行われるモルドバでは、EU=ヨーロッパ連合への加盟を目指すサンドゥ大統領の与党と、ロシアとの関係を重視する野党連合などとの間で激しい選挙戦となっています。
選挙をめぐっては、治安当局が、ロシアの関与が疑われる大規模な暴動などの工作に関する容疑で74人を拘束しています。
一方、ロシア側はEUについて「モルドバを自分たちの反ロシア政策に従わせようとしている」などとする声明を出すなど、EUとロシアの間の綱引きが激化しています。
世論調査によりますと、親ロシア派の野党連合が激しく追い上げていて、今回の選挙で与党が勝利しても単独過半数は難しい情勢です。
選挙結果次第では今後のEU加盟交渉にも大きな影響を与えかねず、その行方が注目されます。

トランプ大統領 オレゴン州ポートランドへの派兵を指示「移民収容施設を国内のテロリストから守る」