アメリカのトランプ大統領は首都ワシントンの犯罪を抑止するとして、死刑の求刑を推進する大統領覚書に署名しました。

アメリカ トランプ大統領
「ワシントンは美しく華やかな街で、犯罪は一切あってはならない。ワシントンで殺人を犯した者には死刑が科される」

トランプ大統領は25日、ワシントンの治安対策として、司法長官と連邦検事に対し、死刑が適用されるべきと判断される全ての事件について、死刑を求刑することなどを求める大統領覚書に署名しました。

ワシントンの市議会は1981年に死刑を廃止していますが、殺人罪の一部を含む特定の犯罪については、連邦法に基づいて検察当局が死刑を求刑することができます。

また、署名に同席したボンディ司法長官は、ワシントン以外の全米各地でも死刑の求刑を進める方針を明らかにしています。