アメリカIT大手・マイクロソフトは、イスラエル軍へのクラウドサービスの提供を一部停止すると発表しました。イスラエルがガザ市民の監視データを保存していたことがわかったためとしています。
この問題は、イギリスのガーディアン紙が先月、報じたものです。
イスラエル軍が2022年以降、ガザやヨルダン川西岸地区の市民の通話を傍受した大量のデータをマイクロソフトのクラウド上に保存しているとされていました。
マイクロソフトの利用規約では民間人の大量監視のために技術を使用することを禁止していて、報道を受け、マイクロソフトが調査・検証していました。
マイクロソフトは25日、イスラエル軍がオランダで利用していたクラウドサービス「アジュール」で報道内容の一部を裏付ける証拠が見つかったとして、イスラエル国防省に対し、クラウドサービスの提供を一部停止すると通知したということです。具体的な内容は明らかにしていません。
マイクロソフトはガーディアン紙の報道に感謝したうえで、「当社は原則と倫理に導かれる企業であり続ける」などと強調しています。

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