台湾の外交部長が国連総会が開かれているアメリカ・ニューヨークを訪問したことがわかりました。中国政府は「強烈に不満だ」と反発しています。

太平洋の島しょ国パラオの大統領府は、23日にアメリカ・ニューヨークでウィップス大統領と台湾の林佳竜外交部長が面会する様子をSNSで公開しました。

ロイター通信によりますと、国連総会の期間中に台湾の外交部長がニューヨークを訪問していることが明らかになるのは初めてだということです。

林氏は既に台湾に戻っているということですが、外交部は訪米について「コメントはない」としています。

これに対し、中国政府は「アメリカが訪問を許可した」としたうえで、「強烈な不満と断固たる反対を表す」と反発しています。