台風18号による大雨の影響で甚大な被害が出た台湾東部・花蓮県。台湾当局によると、これまでに14人が死亡しました。
花蓮市で飲食店を営む 溝淵剛さん
「今回の場合は誰も予想できなくて、突発的な出来事だった」
花蓮市に20年以上住む溝淵剛さん。家族と一時、連絡が取れなくなった友人がいると話します。
花蓮市で飲食店を営む 溝淵剛さん
「おとといの夜には(友人の)一人暮らしのお母さんと連絡が取れていたが、きのう朝になって連絡がつかないということで」
そこで、友人は雨が降りしきる中、車で実家に向かったところ、2階に避難していた母親と無事会うことができたということです。
しかし、1階の部屋は泥だらけとなり、元の生活に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。
花蓮市で飲食店を営む 溝淵剛さん
「生きていてよかった。一つの町が水に飲み込まれたということですから、(台湾に20年以上住むが)今まで経験したことのないような被害」
きょう午後2時ごろには、頼清徳総統が花蓮県を訪れました。
台湾 頼清徳 総統
「1分1秒を争います。行方不明の33人を迅速に見つけ出すよう強く望みます」
中国メディアによると、香港でもこれまでに100人以上がけがをしたほか、広東省では一時220万人以上が避難したということです。
台風は現在、ベトナムに向かっていて、勢力は次第に弱まるものの、さらなる被害が懸念されます。

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