中東シリアのシャラア暫定大統領が、来月、国連本部で演説する見通しだと報じられました。実現すれば、シリアトップの国連演説は50年以上ぶりとなります。

ロイター通信は、25日シリア政府当局者の話として、シャラア暫定大統領が来月、アメリカ・ニューヨークの国連本部を訪問する見通しだと報じました。

国連では毎年9月に各国首脳らによる一般討論演説が行われますが、シャラア氏自身が演説する可能性があるということです。

50年以上独裁政権が続いたシリアは国際社会から孤立していて、中東メディアによると、シリアの大統領が国連で演説したのは1967年が最後だということです。

シャラア氏としては、国連の場でシリア再建に向けた支援を訴えたいねらいがあるとみられます。