ロンドン金融街シティーにあるイングランド銀行(英中央銀行)本店は、第2次世界大戦以降で最大規模の改修準備を進めている。

英中銀は「スレッドニードル街の老婦人(Old Lady of Threadneedle Street)」として知られる本店の改修に向け、その設計を担う建築事務所を募集している。公表された募集要項によると、契約額は770万ポンド(約15億1900万円)で、4年間の契約だが、1年の延長オプションが付く。

ロンドン中心部のイングランド銀行本店

英中銀はブルームバーグに対し、「歴史あるスレッドニードルストリートの本店を保存する計画の一環として、最適な改修方法や運営コスト見直しを検討している」と述べ、「すべての調達プロセスにおいて、費用対効果の最大化を目指している」と説明した。

選ばれた建築事務所は、英中銀が1730年代から入居している建物の「築年数および歴史的性質」を考慮する必要があるという。建物の外観は、建築家ハーバート・ベイカー氏が1921-42年に行った大規模な改築以来、変更されていない。

原題:BOE’s ‘Old Lady’ Building to Get Biggest Makeover in 80 Years(抜粋)

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