米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、同社の人工知能(AI)部門を大幅に再編すると明らかにした。人間以上の能力でタスクをこなすスーパーインテリジェンス(超知能)の開発などに注力する。

メタのAI関連業務を新グループ「メタ・ スーパーインテリジェンス・ラボ」(MSL)に統合する。新グループは、データラベリングを手掛けるスタートアップ、スケールAIの元CEO、アレクサンドル・ワン氏が率いるという。ザッカーバーグ氏が6月30日に記した社内メモの内容を、ブルームバーグが確認した。

ザッカーバーグ氏はワン氏について「自身の世代で最も優れた起業家」と評価している。同氏はメタのチーフAIオフィサーに就任する予定。

ザッカーバーグ氏がスーパーインテリジェンス部門を編成する動きについては、ブルームバーグが先に報じていた。

同氏は「AIの進化が加速する中、スーパーインテリジェンスの開発が視野に入ってきた」と指摘。「これが人類にとって新たな時代の始まりになると確信しており、メタが先頭に立つため必要なことは全て行う」とコメントした。

AIは、ザッカーバーグ氏が今年、最優先と位置付ける分野で、オープンAIやアルファベット傘下のグーグルといった競合企業としのぎをけずっている。

原題:Zuckerberg Debuts Meta ‘Superintelligence’ Group, More Hires (1)(抜粋)

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