(ブルームバーグ):中国の電子商取引(eコマース)大手、アリババグループ・ホールディングは、人工知能(AI)と海外展開に軸足を移す中、電子商取引事業の責任者である蔣凡氏(39)を昇格させ、5人で構成される「パートナーシップ委員会」の最年少メンバーに任命した。
同委員会には、会長の蔡崇信氏や最高経営責任者(CEO)の呉泳銘氏も参加しており、取締役の指名などを行うパートナーグループを統括している。アリババが26日に発表した年次報告書によると、パートナーグループのメンバー数は従来の26人から17人に縮小された。
蒋氏は電子商取引プラットフォーム「淘宝(タオバオ)」や「天猫(Tモール)」など、アリババの中核事業を統括しており、同氏が率いる海外電子商取引部門は国内の長年にわたる規制圧力の中で好調に推移している。
パートナーグループは、創業者の馬雲氏がCEOを退任した2013年に拡大し、その後、規制圧力を受ける中で縮小されるなど、アリババの戦略転換を反映してきた。
現在、電子商取引とAIの両分野で競争が激化しており、こうした中でのパートナーグループの縮小は蒋氏の海外事業での成功と呉氏のAI推進に賭ける「スリム化したアリババ」の姿を示唆している。
原題:Alibaba Elevates E-Commerce Chief, Shrinks Key Leadership Body(抜粋)
--取材協力:Luz Ding.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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