ソフトウエア大手の米セールスフォースのマーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンでのインタビューで、一部の業務を人工知能(AI)で自動化していることを明らかにした。

ベニオフ氏はソフトウエア開発やカスタマーサービスといった職種を挙げ、「現在、業務の30-50%はAIが担っている」と述べた。

マイクロソフトや、グーグルを傘下に持つアルファベットなどその他のテック企業幹部も、AIが一部のプロジェクトで新しいコンピューターコードの約30%を生成しているとしており、AIが人間の仕事を代替する動きはますます活発になっている。セールスフォースも、AIを活用することで新規雇用を抑えてきたという。

セールスフォースのマーク・ベニオフCEOは、一部の業務を人工知能を使い自動化していると明かした

セールスフォースは、カスタマーサービスなどを人の監督なしで処理できるAI製品の販売に注力している。ベニオフ氏によると、この製品はウォルト・ディズニーなど大口顧客向けを含めて、約93%の精度に達しているという。

ベニオフ氏は「これまで自分たちがやっていたことをAIが担えるという発想に転換するべきだ。その分、付加価値のより高い仕事に取り組める」と語った。

原題:Salesforce CEO Says 30% of Internal Work Is Handled by AI (1)(抜粋)

--取材協力:Lauren Ellis.

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