(ブルームバーグ):カナダのサイバーセキュリティー機関は、同国の通信インフラを標的にした攻撃の背後に中国政府の支援を受けたハッカー集団がいる可能性が高いと発表した。カナダ企業の3台のネットワーク機器が侵害されたとしている。
カナダのサイバーセキュリティーセンターと米連邦捜査局(FBI)は20日の報告で、「ソルト・タイフーン」と呼ばれる中国政府系ハッカー集団の脅威に対応するため、カナダの各組織に対してネットワークの防衛を強化するよう求めた。
同センターは「カナダの通信会社を標的とした悪質なサイバー攻撃を認知している」とし、「中国政府が支援しているソルト・タイフーンによるものであることはほぼ間違いない」と主張した。
さらに、ハッカー集団が今後2年間にわたって特に通信事業者をターゲットにしてカナダ国内の組織への侵入を試み続けることは「ほぼ確実」と指摘している。
中国政府は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が昨年初めて報じたソルト・タイフーンへの関与を繰り返し否定してきた。米国は今年1月、侵入活動に「直接的関与」があったとして、中国企業を制裁の対象とした。
原題:Canada Says Network Devices Compromised in China-Linked Hack(抜粋)
--取材協力:Thomas Seal.
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