外国人との共生をめぐり、自民党の特命委員会は5日、政府内に外国人問題について横断的に対応するための「司令塔」組織の新設などを求める提言を石破総理に手渡しました。
小野寺政調会長
「我が国の諸制度も行政上の体制も、今日のように多くの外国人が来日し、在留・居住することを前提としていない。外国人政策に関する司令塔機能を速やかに整え、改めて諸制度を見直していただきたい」
石破総理
「そういう社会の仕組み、そのものを作っていくということは、極めて大事なこと。党の方針として、骨太にも反映するようにして参りたい」
自民党の小野寺政調会長らは、総理官邸を訪れ、石破総理に外国人との共生に関する提言を手渡しました。
提言には「我が国の制度は、多数の外国人を受け入れる社会を前提とした設計になっていない」と指摘した上で、様々な課題を横断的に解決できるよう、政府内に「司令塔」組織を新設するよう明記されています。
さらに、▼ルールを守らない外国人への厳格な対応や、▼「外免切替」など制度の運用の適正化、▼そして、土地の取得などをめぐり、国籍などを把握し、透明性を確保することなどが盛り込まれています。
出席者によりますと、「司令塔」の新設について、石破総理は「どのようにしたらいいか、良く考えよう」などと応じ、前向きに検討する考えを示したということです。

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