5日の債券相場は売り買いが交錯している。この日行われた30年利付国債入札が低調な結果となり一時売りが膨らんだが、再び買いが優勢になっている。

SMBC日興証券の田未来シニア金利ストラテジストは、30年債入札は弱い結果と指摘。午前に「超長期債の発行減額期待が高まった後のボトム水準近くまで買われた」ため、ここから金利の低下余地は「あまりないと判断したのではないか」と述べた。

入札結果によると、最低落札価格は91円45銭と、市場予想92円00銭を下回り、大きいと不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は49銭と前回の30銭から拡大した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.92倍と、過去1年平均(3.39倍)を下回り、2023年12月以来の低水準となった。

 

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.