イスラエル軍がパレスチナ自治区を訪れていた日本を含む外交団に発砲したことを受け、外務省はきょう、駐日イスラエル大使に抗議しました。

イスラエル軍は21日、ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプで、視察に訪れていた外交団に対し発砲しました。

外交団には日本やヨーロッパなどの外交官が含まれていて、けが人はいませんでしたが、外務省の船越事務次官はきょう、イスラエルのコーヘン駐日大使を呼び、厳重に抗議しました。

今回の事案について「誠に遺憾であり、あってはならない」として、イスラエル側に十分な説明と再発防止を強く求めたということです。

一方、アメリカのワシントンで21日、イスラエル大使館員の2人が銃で撃たれ死亡した事件にも触れ、船越氏から哀悼の意を示したうえで、「世界のいかなる場所においてもテロリズムは許容されない」と伝えたとしています。