(ブルームバーグ):KDDIは14日、自己株式を公開買い付け(TOB)で取得すると発表した。買い付け規模は最大3500億円で、トヨタ自動車と京セラが応募意向を示している。
買い付け価格は1株2307円で、同日終値を11%下回る。トヨタと京セラの政策保有株縮減に伴う自己株TOBとなる。一方京セラは1億3624万株(自己株を除く発行済み株式総数に対する割合は9.67%)、2000億円を上限とする自社株買いを発表した。
企業が取引先の企業や金融機関などと株式を持ち合う慣習が長らく続いてきたが、近年は資本効率改善の観点などから解消が進む。
トヨタはここ数年、持ち合い見直しの取り組みを進めている。京セラは昨年、保有するKDDIの株式について、今後5年間で3分の1程度を売却する計画を表明していた。
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