次のローマ教皇を決める選挙「コンクラーベ」は、まもなく2回目の投票が行われます。今のバチカンの様子を伝えてもらいます。
バチカンのサンピエトロ広場です。日本時間の午後4時半ごろから、2回目の投票が始まるものとみられています。
きのう行われた1回目の「コンクラーベ」は、会場となっているシスティーナ礼拝堂の扉が閉められてから、およそ3時間15分後に教皇が選ばれなかったことを示す黒色の煙が上がりました。
サンピエトロ広場にはおよそ4万5000人の信者らが集まっていましたが、煙が出るまでずっと煙突を眺め続けるといった状況でした。そして、黒煙が上がりますと、みなさん、大きな声をあげて落胆されていました。
この後ですが、2回目の投票で教皇が選ばれた場合は、午後5時半ごろに白い煙が上がる予定になっています。教皇が選ばれなかった場合は、黒い煙を上げずに3回目の投票を行うということです。
そして、3回目の投票の結果は、日本時間の午後7時ごろに煙突の煙の色で知らされることになっています。
前回の教皇フランシスコの時は、2日目の午後、5回目の投票で煙突から白い煙が上がり、教皇に選出されました。
今回は投票に参加する枢機卿が133人と、前回よりも多く、教皇選出となる89票を一人に集めることは難航するのではないかとみられています。
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