米ナイキは、タレントで実業家のキム・カーダシアン氏のファッションブランド「SKIMS(スキムズ)」と共同で手がける新ブランド「NikeSKIMS」の運営のため、幹部とデザイナーの専門チームを結成する。最初の女性向けコレクションの発表を今春予定している。

同社は2月に「SKIMS」との提携を発表。「トレーニングウエアやシューズ、アクセサリー」の新たな製品ラインを打ち出し、2026年までに新ブランドを世界的に拡大するとのおおまかな計画を示した。ただ、財務面の詳細な条件は明らかにされていない。このコラボプロジェクトはそれまで1年余りにわたって秘密裏に進められていた。

今や提携の詳細が徐々に判明しつつある。プロジェクトに詳しい複数の関係者によると、NikeSKIMSはスケートボード事業の「Nike SB」と同様に、ナイキのサブブランドとして運営される。つまり同ブランドは独自の製品、マーケティング、成長目標を持ち、ナイキのバスケットボールやランニングなどのスポーツ部門から独立して運営されることになる。

ナイキにとって最大の提携相手は米プロバスケットボールNBAのスター選手だったマイケル・ジョーダン氏だ。「ジョーダン」ブランドは社内に独自の経営チームを抱え、約70億ドル(約1兆円)規模の事業に成長している。

カーダシアン氏は自身の社員番号(1番)が記載されたNikeSkimsの社員証の写真を投稿し、独立したブランド構造を示唆した。

その後、プロジェクトのスタッフは新ブランドのデビューに向け、週末の勤務や非公開の会合などを重ねていると、ナイキ幹部の1人は語った。

キム・カーダシアン氏のNikeSkims社員証

ナイキはここ数年、新製品の市場投入に苦戦しており、女性客の獲得で競合するルルレモン・アスレティカなどに後れを取っている。

ナイキ株は、昨年10月のエリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)の就任当初はやや持ち直していたものの、今年に入り24%余り下落している。

原題:Nike Assembles Team for New Brand With Kim Kardashian’s Skims (1)(抜粋)

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