主要新興国グループ「BRICS」の外相会合は29日、ブラジル・リオデジャネイロで2日間の日程を終えて閉幕したが、共同声明の採択には至らなかった。

ブラジルが同日発表した議長声明によれば、南アフリカ共和国の国連安保理の常任理事国入りを支持する文言について、BRICSに2024年に加盟したエジプトとエチオピアが反対した。BRICSは23年に南ア・ヨハネスブルクで開かれた会合で、ブラジル、インド、南アの常任理事国入りを支持することで合意していた。

加盟国が増えたBRICSも、他の国際的機関と同じような問題に見舞われている。主要議題で意見が一致できないということだ。伝統的な機関で同様に見られる合意形成困難と機能不全で生じた穴を埋め、国際舞台で影響力を拡大しようとするBRICSにとって、リオでの展開は暗雲をもたらす。

ブラジルのビエイラ外相は声明発表後の記者会見で、各国は意見の隔たりを乗り越えようとしており、7月のBRICS首脳会議でなお合意に達する可能性があると述べた。

一方、各国は保護主義的な貿易措置に反対する文言については一致し、議長声明によれば、「相互関税の無差別な引き上げ」など、「不当かつ一方的な保護主義的措置の台頭について重大な懸念を表明した」。トランプ大統領の2期目就任後初めての開催となった今回のBRICS会合は、米国やトランプ政権の名指しは避けた。

原題:BRICS Rift Emerges in Rio as New Members Balk at Past Agreements(抜粋)

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