(ブルームバーグ):フランスのホテル運営会社アコーは、旅行者が休暇先として米国を避ける傾向が強まる中、カナダが観光地として注目を集めていると明らかにした。
最高財務責任者(CFO)のマルティーヌ・ジェロー氏は記者団との電話会見で、旅行者の流入によってカナダは恩恵を受けていると指摘。カナダ人自身も米国への旅行を控える傾向にあると述べた。
反米感情の高まりを背景に欧州の観光客が米国を敬遠しているため、収益性の高い欧米間の旅行に陰りが見え始めているほか、米国人観光客も支出を抑制している。
アコーが発表した1-3月(第1四半期)決算は、売上高が13億5000万ユーロ(約2200億円)とアナリスト予想平均を上回り、同社は中期の成長見通しを据え置いた。4-5月まで需要は持続しているが、それより先の見通しは不透明だとジェロー氏は付け加えた。
原題:Accor Says Canadian Holidays on the Rise as Travelers Shun US(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.