(ブルームバーグ):22日の外国為替市場の円相場は1ドル=140円の節目を突破し、昨年9月以来の高値を更新した。トランプ米大統領が利下げ要求やパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長批判を繰り返す中、米中央銀行の独立性に対する懸念が広がり、ドル売り・円買いが一段と加速している。
円は対ドルで一時ニューヨーク終値比0.7%高の139円93銭まで上昇。139円台を付けるのは昨年9月16日以来、約7カ月ぶり。
トランプ米大統領は21日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、パウエル議長が今すぐ利下げに動かなければ米経済は減速する可能性があると主張した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、トランプ氏がFRBが早期に利下げしない場合に、自身の貿易戦争による経済弱体化の責任をFRBに転嫁する意向を示唆していると報じた。
三井住友銀行の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジストは、ドル売り地合いが強い中、何かのきっかけでドル売りが進みやすいと語る。2023年7月に付けた137円近辺も「あまり強いめどではなく、材料次第で一段の円高が進む可能性がある」とみている。
--取材協力:船曳三郎.
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