アメリカ・ルイジアナ州の移民裁判所がイスラエルへの抗議デモを主導したとして拘束されていたコロンビア大学の元学生について「国外追放できる」との判断を下しました。
イスラエルへの抗議デモを主導したとして拘束されたコロンビア大学の学生だった男性をめぐって、ルイジアナ州の移民裁判所は11日、男性を国外追放することは合法との判断を示しました。
男性はニューヨークにあるコロンビア大学の学生だった去年の春にイスラエルへの抗議デモを主導したとして、先月、移民当局に拘束されていました。
男性はアメリカの永住権を持っているということですが、トランプ政権は「男性がアメリカに滞在することは『外交政策に深刻な悪影響を及ぼす』」などと主張していました。
現地メディアによりますと、男性の弁護人は「言論の自由を行使しただけで標的にされるならばトランプ政権が気に入らないことをする人は誰でも同じことが起きうる」と話していて、上訴する方針です。
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