ウクライナへの軍事支援について話し合う会議が11日、イギリスとドイツの主催で初めて開かれ、参加国が総額でおよそ3兆4000億円の追加支援を行うと発表しました。

およそ50か国が参加するウクライナへの軍事支援について話し合う会議。2022年の初会合以降、議長国を務めてきたアメリカは今回、オンラインでの参加に留まり、初めてイギリスとドイツの主催で開かれました。

会合後の記者会見で、イギリスのヒーリー国防相は参加国が新たに総額210億ユーロ、およそ3兆4000億円の軍事支援を行うと明らかにしました。

イギリス ヒーリー国防相
「これはウクライナへの過去最高額の軍事支援であり、ウクライナの最前線の戦いへの支援も大きく増やす」

また、ドイツのピストリウス国防相は攻撃を継続しているロシアについて「いまだ平和に関心を示していない」と述べて、ウクライナの軍備増強のための支援の重要性を強調しました。

ウクライナは、ゼレンスキー大統領がオンラインで会合に参加したほか、ウメロフ国防相が対面で参加し、各国の支援に感謝の意を示しました。